
またまた史上最大、為替介入-絞り出された8兆円の行方は
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休み明け直後の為替介入。
やっとか、という感じでしたが
今回の2011年10月31日10:25からの為替介入は
当初10兆円規模かとささやかれましたが
実際にはこれまた前回の介入額を超えて
過去最大の7.7~8兆円規模だったと言われています。
ちなみにここのところの介入を振り返ってみると、
去年の2010年9月15日に、
2004年3月16日以来の6年半ぶりに実施された2.1兆円の為替介入。
このときは午前10時半頃からでしたが
82円86銭から一時85円ちょうどまで2円以上戻しました。
『さすがに為替介入はチャートやトレンドとは関係ないのでは? 』
http://dayaftertrade.blog45.fc2.com/blog-entry-398.html
2010/09/16
そのあとは、
今年、震災の保険金支払いに円の需要が増えるのではないか
ということで進んだ円高に慌てふためいて、
でも不思議にも11年ぶりとなるG7での協調で、きっちりきめた
わずか0.7兆円の2011年3月18日午前9時からの為替介入。
『震災から一週間-協調介入』 2011/03/19
http://dayaftertrade.blog45.fc2.com/blog-entry-426.html
次は、あたかも債務問題に揺れる米国に
ぎりぎりのところで資金提供を行ったかのような
これも不思議な2011年8月4日の単独介入は
午前中10時から実施され過去最大と言われた4.5兆円。
『史上最大の為替介入の効果は』 2011/08/06
http://dayaftertrade.blog45.fc2.com/blog-entry-445.html
そして今回の為替介入は、
75円50銭付近から79円50銭まで4円程の戻りでした。
いつもこの手の記事のときには
「2兆円の介入で1円動く」と解説していますが、
今回もまた定説通り、8兆円で4円ということです。
この8兆円はどこから出てきたのかと言えば、
もちろん自然に出てきた資金ではなく
皆の税金から、に、なります。
古い記事ではありますが、
先日、ツイッターでつぶやきましたNewsweekの記事、
『巨額の為替介入でアメリカ経済を支える日本政府は
なぜその金を自国の庶民のために使わないのか』
http://www.carlos.or.tv/today_jp/NWJ_20040211.pdf
を紹介しておきます。
どじょう総理は「増税」に邁進中ですが
ちょっと待てよ、この8兆円があるならもともとすでに
復興に充てられる資金は存在していたということか
と、いうことくらいは、
小学生でも思います。
ま、実際には調達した資金なのでしょうけども。。
為替介入の詳しいことは、
こちらの記事などが参考になるかもしれません。
『ファンダメンタルズ解説<為替介入> 』
http://dayaftertrade.blog45.fc2.com/blog-entry-291.html
『ファンダメンタルズ解説<為替介入の非不胎化とは> 』
http://dayaftertrade.blog45.fc2.com/blog-entry-397.html
これもツイッターのつぶやきにのせていましたが
BLOGOSにも最近、こんな記事が載ってたりもしてました。
『財務省の為替証拠金取引で日本国民は40兆円ヤラれた』
http://news.livedoor.com/article/detail/5993506/
そして世界でいま一番ホットなテーマは、
日本や米国の財政破綻でも、日本の原発問題でも、
トルコやカリフォルニアの原発事故でもなく、
タイの洪水災害でも、なく。。
もちろん、「ギリシャ危機」、なワケで。。。
ちなみにギリシャ、ポルトガル、アイルランドの
累積の債務残高は以下のような感じでして、
ギリシャ・・・約35兆円
ポルトガル・・・約20兆円
アイルランド・・・約20兆円
レートの変動が大きいのでホントにザックリですが
G20の各国から見れば
"為替介入で8兆円使うくらいならこっちに出せよ"
と、言いたいところでしょう。
どじょう総理もG20ではバツが悪かったのでは、と思います。
ちょっと可哀想でしたかね。
ま、そのぶん当面の米国救済に充てられたと考えれば
単純に批難もされない(?)のかもしれませんが。。
さてさて。。
今回も難しい話が長くなってしまいました。。。
今週の Method 9.7.5S のチャートは↓こんな感じ。
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※インジケーターのセットについては過去記事を参考に。
※取引システムの画像のときは「外為オンライン」デモの画面になります。
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真ん中あたりにグッと下げている部分が
今週末の「エア・雇用統計」
何ごともなかったかのように流れに戻って
そのあとはグングン上昇してます。
グングンと言ってもたいした幅でもないですが
雇用統計で下がったのを見て
断続的に買いを入れたのかもしれません。
例年、11月後半にもなると
商いが薄くなってくるものですが
この雇用統計をみてみると
今年は例年より早く閑散となるかも、です。
日本も、米国も、欧州も、
どこもかしこも難しい局面にはありますが
何はともあれいまのところはギリシャ次第、
というところでしょうか。
そして以下↓は"いつも系"の画像です。
※ブログからの配布は「サイト・ポリシー」にそって行っています。
※パラレルタイムフレーム(PTF)については過去記事を参考に。
※取引システムの画像のときは「外為オンライン」デモの画面になります。
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『サイト・インデックス』または『Reading Guide』を参照ください。
いつもの5分足ベースのPTF(パラレルタイムフレーム)
左から15分足・5分足・1分足のチャートです。
(今回もサブは上の画像が DAT_MACD、下が DAT_TREND。
それぞれ DAT_MTF のパラメータ「ShowIndicator」に
"DAT_MACD"、"DAT_TREND" と設定して表示できます。)
こちら↑は、1H足をベースにした
パラレルタイムフレーム(PTF)のチャートです。
為替介入のおかげで、その前後がクシャッてしまってます。
前回の先週の前回の記事では、
"未来予想レートからいくと、あと少しで
SP2のラインとのマッチングがあるのが予想されます。
すんなり上抜けしていくのか、
それとも抵抗にあってしまうのか、
ひとつのポイントではあります"
と、言っていましたが、その答えが
このチャートということになるでしょうか
あまりにすんなり、というか、無理矢理、というか
介入によってドン!と上抜けした感じです。
このあとは、レートはまたSP2の下へ
潜り込んでいっているように見えます。
その先が見えないのが残念ではありますが、
お手元にMethodのある方は4H足にしてもらうと
当面は雲に入らず推移しそうな感じが
わかるかと思います。
チャートに絶対はありませんが
ひとつの目安にはなるかなという感じです。
そして下のチャート↓が、これもいつもの年初から続けてみている
『誰も聞かない、わりと長期予報』(2011/1/9)
の、月足チャート↓になります。
今回も、MACDベースのチャート(上)と
TRENDベースの月足チャート(下)を並べてあります。
未来予想レートからいくと
とりあえず今月は上昇バーになるはずです。
せっかくの為替介入。
いいきっかけになることを期待しましょう。
それでは。今回もこの辺で。
『皆の英知を結集して』
ともにがんばりましょう!
では。また。
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